Lullatone INTERVIEW


Lullatone 
アメリカのルイヴィル出身のショーンは日本の名古屋に来て、冨田淑美とララトーンというエレクトロニカ・デュオを作り、結婚した。 2003年からたくさんのアルバムとEPを作った。これは季節の4部作の最後のピースだ。

Jim O’Rourke"Simple Songs" REVIEW

  ジム・オルークのチェンバー・ポップ編成での新作をくりかえし聴いている。前野健太、石橋英子、カフカ鼾とプロデュース、コラボレーション作が続いていたが、ついにジム・オルーク本人がヴォーカルをとったリーダー作だ。珍しい楽器、手法や即興を繰り返し突き詰めた上でシンプルかつポップなメロディー、うたものに回帰したのが近年のジムの作風。本作は50年代以前のアメリカン・ポピュラー・ミュージックを思わせる壮大なアレンジと、ジムが愛するレッド・ツェッペリンのようなクラシック・ロックが持っていたグルーヴ感が全編を貫いている。

伊達伯欣『からだとこころの環境 ―漢方と西洋医学の選び方』REVIEW


はっぴいえんどの『風街ろまん』は、1964年のオリンピック開催に向けての都市開発で様変わりする前、メンバーが幼少期に過ごした東京の原風景を歌ったといわれ、80年代シティー・ポップの源流の一つとされている。対して10年代シティー・ポップはバブル以降に生まれた、あるいは物心ついた世代が、残された音楽や資料から当時の雰囲気を追体験する営みだという捉え方もできる。しかし話はそう単純ではなく、かつて存在したきらびやかな都会での暮らしを素直に模写するのか、かつての繁栄を思い描いたうえで開発の末に行き詰った社会とその先を見つめるのかで全く意味は変わってくる。バブルの幻影にすがり再開発し続けるのか、景気の低迷や人口の縮小に見合った自然な形で都市を再利用するのかとも言い換えられる。

Malerai Uchihashi Maya R "Utsuroi"(移ろい) INTERVIEW



“『移ろい』のテーマは、「日本語という言語を通して知覚する世界」です”。 

シンガーMaya Rは語る

言い換えれば、このプロジェクトでは、日本語によるサウンド・イメージが大切ということだ。このアルバムを聴けば、日本文化を知ることができる、あるいは日本へ旅することができる。